活用された方の声
VOICE

カーテンレールを製造し、住宅・マンションからホテル・学校・病院等の公共施設・工場・店舗といった様々な市場に展開され、新たな市場を開拓し続ける岡田装飾金物株式会社様が、どのように補助金を活用されたのか、詳しくお聞きしました。
ー貴社の事業内容について簡単に教えていただけますでしょうか。
当社は大正10年に創業し、装飾金物の製造を行っておりましたが、高度経済成長期以降、カーテンレールをメイン商材として製造し、住宅から店舗まで、様々な用途で使用されています。機能性や施工性を高める商品の開発に注力し展開しています。
ー今回の補助金を知り、活用されるきっかけを教えていただけますでしょうか。
新事業展開を進めている中で、補助金を活用したいと思っていたところに、タイミングよくこの補助金のことを知って、申請スケジュールと新事業の工程がマッチしたので、申請してみようと思ったのがきっかけです。
新製品開発は若手社員のアイデアがきっかけ
ー補助金を活用して行われた事業について、教えて頂けますでしょうか。
補助金を活用して、開発を進めていた調光移動間仕切「FOGMO(フォグモ)」を製品として販売させることが出来ました。開発のきっかけは、当社のレールとパネルを製造する技術を組み合わせて新しいことにチャレンジしてみたいという、若手社員のアイデアからでした。当社にある技術を活かし、世の中にない社会の課題を解決出来るアイデアだったので、「やってみよう!」ということになりました。
これまでの、空間を仕切れば圧迫感を感じる、オープンな空間にすれば集中しづらい空間になる、といった課題を解決する製品です。調光(透過/不透過)ができるパネルに、開閉可能で移動できる機能を付加し、当社の技術を応用したパネル振れ抑制と新たに独自開発した給電機能により、安定したパネル接続と通電を日本で最初に実現しました。霧(FOG)、動く(MOVE)を組み合わせて「FOGMO(フォグモ)」とネーミングしました。
-本社事務所に設置されている新製品「FOGMO」がこちら↓
ー実際に導入された事例を教えてください。
発売から数カ月たちますが、オフィスの会議室の間仕切りとして導入しました。使用している時、仕様していない時で、透明/不透明を使い分けられています。会議資料の投影も良好とのことです。また、自宅のリビングから愛車を眺めながら食事やパーティーが出来ればとガレージとリビングの間仕切りに使用したいとか、マンションの入居者共有スペースの仕切りに、病院の診察室内の仕切りに、複合施設の店舗区画の仕切りに等、多くのお客様から様々な場所への導入検討の問い合わせをいただいております。
一番の成果は、人とのつながり
ー補助金を活用して、よかったことについて教えてください。
人とのつながりが増えたことです。補助金申請にあたっては、サポートセンターのコーディネーターからアドバイスをいただき、現在も補助金に限らず相談に乗っていただいております。また、こうやって会社を訪問していただいて、会社や製品をPRできる機会をいただけるのも、補助金を活用してよかったことですね。
まずは体感してもらいたい
ー今後の展望について教えてください。
「FOGMO(フォグモ)」は、オフィス、住宅、店舗で活用されることを想定していましたが、発売以来、想定以外の所から話が来ております。まずは、知名度・認知度をあげると共に、実際に見て、触っていただく機会をつくることが大切だと思っています。そのためには、今後も展示会に出展するなど積極的にPRしていこうと考えています。
ー最後に補助金を検討されている方へのアドバイスや一言、メッセージを頂けますでしょうか。
補助金に限らず、市やサポートセンターに相談に行くと親身に相談にのってもらえるので、どんどん活用してみてください。人とのつながりも生まれ、地元に密着した企業としての魅力もPRできると思います。
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