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レポート

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2021-12-20八尾あきんど起業塾・受講生の声 vol.10(後編)

八尾あきんど起業塾・受講生の声 vol.10(後編)
八尾あきんど起業塾20192021 ~実践編(チャレンジ型)~ 受講生
武内 春樹さん

令和2年6月  みせるばやお内チャレンジカフェ「KISSA ZEROICHI」をオープン
令和3年9月  チャレンジカフェを卒業し「KISSA ZEROICHI」を八尾市内に出店



  開業から現在までの状況
 令和2年1月にサポート対象者として選定され、2月からチャレンジカフェをオープンしようと考えていましたが、コロナ禍に入り、さらに4月から5月はみせるばやおも閉鎖してしまいました。そのためその間は、みせるばやおの会員様に紹介いただいた、ボードゲームカフェ「inst」さんの店舗内をお借りして出店の練習をしていました。
 みせるばやおが再オープンした令和2年6月、晴れてみせるばやお内チャレンジカフェにおいて「KISSA ZEROICHI」をオープンしました。カフェでは「あなたのコーヒーをみつけませんか」をキャッチフレーズに、その人にとってベストなコーヒーを探すお手伝いをしました。自身のPCスキルを活かし、お客さんの注文や好みをデータベース化し、その人ごとのコーヒーも提供しました。
 みせるばやお内の出店と聞くと「その場所でお客さんが来るの?」と不安げにおっしゃる方も多くいらっしゃいます。しかし、どんな場所で出店しても、その場所ごとに問題はありますし、それを乗り越えていくための意識が大切だと感じています(ある意味、そんな自分を試す場としての「チャレンジカフェ」でもあると思っています。)。自分はこのチャレンジカフェに出店するにあたり、みせるばやお自体を盛り上げようと考えました。会員企業さんが、工場見学イベント「FactorISM」等で外向けに魅力発信されているのであれば、自分はみせるばやおを内側から盛り上げ、外から見た人が「入ってみたい」と思えるようにしたいと思いました。
 みせるばやおを盛り上げるためのワークショップ等を企画したり、会員同士が繋がる場としてのカフェを運営すると共に、市内での開業準備も進めていました。そして八尾の不動産屋さんである株式会社SORASIAの新井さんからの紹介により、具体的に物件の目星がついたことで、市内開業の準備が加速しました。あきんど起業塾~実践編(チャレンジ型)~は、最大3年までサポート期間を延長できます。令和2年1月にサポート対象者となり、令和2年6月にオープンしたチャレンジカフェを、市内出店スケジュールに合わせて、令和3年8月で卒業することになりました。
 そして令和3年9月1日、八尾市堤町2丁目10-20の場所に「KISSA ZEROICHI」を出店しました。有難いことに、地元の方にも受け入れていただき、連日多くのお客様にご来店いただいています。3年前までこのあたりに喫茶店があったと聞きましたので、もしかしたらそんなニーズがあったのかもしれません。また、チャレンジカフェの時のお客さんも引き続きご来店いただいており、有難く感じています。
 市内に店舗を構えたことで、新しい未来の光を感じるようになりました。喫茶店はただのコーヒーショップではなく、人と人が交流する場でもあるため、地域にこんな交流の場=コミュニティがたくさんあればいいなと思うようになりました。特に町内会等の活動が縮小している現状を考えると、必要な役割だと感じています。地域に喫茶店が増えるためのサポート。これを行いながら、「KISSA ZEROICHI」も含めた、コミュニティにあふれるまちにできれば嬉しいです。


※ 武内さんの開業のきっかけ等については、(前編)に掲載しています!


「八尾あきんど起業塾」についてはこちら

KISSA ZEROICHI ホームページはこちらから

写真1
武内 春樹さん

写真2
店内外観・内観

写真3
店内写真(ミル・焙煎機)

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