第1期 (株)ノチダ

取組紹介

STADIで生まれました

 

『DOMIGO world trees』

引っ張ると立ち上がる楽しい不思議な積み木「DOMIGO(ドミゴ)」に新たな魅力を加えたものがこちらの商品です。特筆すべきは、世界中の10種類の樹木を使用し、それぞれの手触り・風合い・香りを楽しめるところ。さらに樹木の特長が美しいイラストとともに紹介するストーリーブックもセット。自然に親しみながら豊かな感性も育む玩具として、お子様・お孫様へのプレゼントに最適です。

STADIでの事業の流れ

企画

企画

商品特長を見極め、さらに磨きをかけることを提案

2015年より販売中の既存商品「DOMIGO」は原価率が高く、ネット直販でも収益性が低いことが一つの課題。そこで、素材や大きさなど新たなシリーズ商品のアイデアを検討した結果、「10種類の樹木からできたパーツ」「樹木を紹介するストーリーブック」など付加価値を高めた内容に決定。

素材違いも検討
素材違いも検討

開発

開発

価値を高めるために「できること」は全て行う

既存品のもう1つの課題が、ネット直販のみで顧客との接点がなく「購入理由や動機」が掴めない点。そこで今回は企画・開発に先駆け、実際に商品を体験してもらうイベントを開催。事前にユーザーの声を拾えたことで、対象年齢や耐久性など、開発の方向性を見極めることができた。

体験イベントの風景
体験イベントの風景

製造

製造効率と商品イメージのアップに全力投球

製造効率の良い工具を自社で開発・製作し活用するなど、本業である金属加工で培われた「超多品種変量生産」のノウハウを最大限に生かした製造を行う。既存商品と比べて基本的な構造に変化はないものの、今回、木のパーツに樹木名の焼き印を押すひと手間を加えストーリーブックと関連付けた。商品イメージに合わせてパッケージも刷新。

パッケージについて検討
パッケージについて検討

販売

販売

商品完成後は、販路拡大にも尽力

高付加価値商品として完成した「DOMIGO world trees」は、2016年のクリスマス商戦にてデビュー。合わせて既存商品である「DOMIGO」もプレスリリースも活用し、プレゼントに適した商品として数々のメディアで取り上げられ、注目を集めている。また、子どもの安心・安全に配慮した商品などに贈られる「キッズデザイン賞」や大阪府による「大阪製」認定など、少しずつブランドとして認められてきている。

催事販売も実施
催事販売も実施

トピックス

DOMIGOシリーズに続く新商品「オルサン」

「DOMIGO world trees」に続き、チラシや手紙など、日頃よく使われているA4サイズの書類を手動で簡単に三折りできる商品も開発。ネーミングやロゴの製作についてはプロデューサーが加わり、商品の魅力や特長を的確かつアイコニックに表現。

STADIに取り組んでみて

これからチャレンジする企業へ

株式会社ノチダ 代表取締役 後田 裕三氏

株式会社ノチダ 代表取締役 後田 裕三氏

自社商品を生み出した次のステップであるブランディングや付加価値の高め方など、いかにして売れる商品へと成長させるかの難しさを痛感。WebサイトやSNSなどを活用したPRに加え、物を売ることの原点である足を使った地道な販売活動など、チャレンジすべき課題もいただきました。

プロデューサーからのコメント

羽場 一郎氏

羽場 一郎氏

初めてお目にかかった時には、既に「DOMIGO」と名付けられた木の玩具を製品化され、その販売策について相談を受けました。社長の後田様は「作ることができるが、ノチダのこれからの事業課題は売っていくこと。そのためのトライアンドエラーを重ねることで自分たちに売るというノウハウを得たい。それを今後、もう一つの武器としていきたい」とお考えであることの整理確認からスタートしました。最終的にノチダという会社をいかに売るかという発想に進化しCIデザインの見直しとウェブプロモーションの強化というカタチに展開される事となりました。これをきっかけに自社製品の開発とプロモーションが進みBtoBの仕事も増えて、人材の調達面でも良い影響が表れてくる事を期待しています。


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