第1期 (株)アイキ

取組紹介

STADIでの事業の流れ

企画

企画

日常生活から自社技術の活用方法を見出す

当初、自分たちが現場で使いたいものとして、「製造業向け作業用カート」を検討。他の企業にもヒアリングを行い、コンセプト策定を行ったが、コア技術を活用できていないため、非常に高額になることが判明。そこで、方向性を見直し、同社の強みである精密加工を活用した商品を開発すべく、普段の生活において自社の技術が活用できることはないか、社員を巻き込んでアイデア出しを実施。
その中で出てきたアイデアの中から、自転車関連グッズ、スマホ立て、名刺入れ、アウトドア用品などに絞り込み、売り場を見て他社商品を研究し、さらに商品コンセプトを検討。

アイデア出しの会議風景
アイデア出しの会議風景

開発

開発

出てきたアイデアの形状を検討

出てきたアイデアの中から、名刺ケースに絞り、素材と形状、表面加工を検討。同社が得意とする曲げと絞りの技術を活用して、「今までにない」名刺ケースが作れないか形状を検討。ただユニークな形状だけではなく、その形状になったストーリーが必要だというアドバイスを受け、試作を行う。しかし、嵌合部分の接合が難しく、難航している。

紙での試作検討
紙での試作検討

トピックス

トピックス

技術の最先端地であるアメリカ・シリコンバレーで試作の仕事を受けるという経済産業省の事業があり、そちらにチャレンジすることに。自社の精密加工をいかに打ち出して仕事を取ってくるか、プレゼン資料を練り、シリコンバレーで英語でのプレゼンを実施。いくつか引き合いが来ており、今後、アメリカ進出をめざし、さらに営業活動を行っていく。

STADIに取り組んでみて

これからチャレンジする企業へ

株式会社アイキ 専務取締役 松下 絢一氏

株式会社アイキ 専務取締役 松下 絢一氏

自社商品の開発は、自分が思っていた以上に大変でした。デザインや設計はもとより、市場との関わり、マーケティングに関することが難しかったですね。今回専務である私が主となり取り組んだが、専属でメンバーをつけないと実現が難しいことがわかりました。まずは、BtoBの世界で進めていきますが、アイキという名前を世に広げたいという想いがあるため、今回学んだことを武器に、いずれ商品開発に役立てていきたいと思っています。

プロデューサーからのコメント

塚本 カナエ氏

塚本 カナエ氏

「本当は何がしたいのか」を見極めるのに終始した感がありました。製品の一部だけを作るということと、製品丸ごと一つ作るということには大きな差異があります。ブランドを立ち上げるにはしなければならないことは多岐に渡ります。この点も踏まえて将来的にこうした事業をされたい場合は、
必要な事柄をどう調達するかを考えてほしいと思います。
またB to B企業さんがB to C事業をしようと思った際は、思うよりハードルは高いことがこちらもよくわかりました。


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